notes from the doctor

院長Note

南海トラフM9地震は起きない

『南海トラフM9地震は起きない』共著 角田史雄 藤和彦 のまとめです。
●プレート説によれば、地震はプレートによる衝突とプレートの沈み込みによって起きるとされている。
●しかし、1960年代に登場したプレート説は、現在、その前提のほとんどが正しくないことが明らかになっている。
●プレートが実際に何枚あるのか、いまだに確定していない。
●プレートはなぜ動くのかという根本的な解答がまだ得られていない。
●VLBIという超長基線電波干渉法を用いて地域の距離を測定すると、大陸はプレート説どおりに動いていないことがわかった。
●MRIの原理を用いたマントルトモグラフィによる観測事実によって、プレート説のすべての前提が否定されたにもかかわらず、地震学者はこの不都合な事実について触れることがない。
●にもかかわらず、ほとんどの日本人がプレート説に何ら疑問を呈しない状況にある。
●財務省の主張に疑問をもたない「ザイム真理教」ならず、「プレート真理教」である。
●地震予知の名目で研究費が出ているのは世界中で日本だけ。
●プレート説に基づいて地震予知研究しているのは日本だけ。
●南海トラフ地震が迫っていると言うと予算を取りやすい。地震対策は利権と化している。
●地震の原因は、プレートではなく、地下のマグマの活動に違いない。
●戦後は、火薬を爆発させて人工地震を起こし、その地震波を解析する技術が確立した。
●プレートの沈み込みで地震が起きているのではなく、地震が起きているところをプレート境界面に設定したに過ぎない。
●真理の探究よりも自らの保身を優先する地震学者たちの姿勢が垣間見える。
●日本の地震学者はプレート理論の虜になり、1970年代に入ると、地球科学上の一つの仮説から唯一の真理のような扱いになっていった。
●小松左京氏のSF小説「日本沈没」のおかげで、プレート説が日本国内に一気に広まった。
●地震は地下の岩盤が割れることで起きる現象。落とした皿がいくつに割れるかを予測することがdきないように、どのように岩盤が割れて地震が起きるのかを予測するのは非常に難しい。
●戦後しばらくの間「断層は地震の結果」と教育されてきた。地表に現れている活断層は地震発生の原因ではない。活断層のほとんどが地下数十mぐらいで消えている。
●マグニチュード6.0の地震のエネルギーは、広島型原子爆弾の爆発力と同じ大きさ。そのエネルギーの32倍の大きさがマグニチュード7.0。東日本大震災のマグニチュード9.0はマグニチュード6.0の32×32×32倍、つまり原爆約3.3万発分のエネルギー。
●周期説は21世紀初めの米国で否定的な結論が出ている。
●東日本大震災は、想定されていた東海地震の30倍以上のエネルギーを持った超巨大地震だったにもかかわらず、予知に結びつくとされている前兆すべりは観測されていない。
●阪神淡路大震災から能登半島沖地震に至るまで、震度7を記録した地震はすべてプレート境界面以外のところで起きている。
●現実の地震は、ハザードマップで発生確率が低いとされているところばかりで起きている。
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